ブックガイド 少女小説&BL編

エッセイ・その他

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前回、読書エッセイとブックガイドを紹介しましたが、今回はジャンルを絞って少女小説とBLのブックガイドを紹介します。

嵯峨景子さんのブックガイドは今月になってから読み始めたのですが、すごい勢いで読みたい少女小説が増えてしまいました。

『挑発する少女小説』斎藤美奈子

若草物語、赤毛のアン、あしながおじさん……大人になって読む少女小説は、発見に満ちている。かつて夢中になった人にも、まったく読んだことがない人にも。あの名作はいま、何を教えてくれるのか?

魔法使いと決別すること――バーネット『小公女』
男の子になりたいと思うこと――オルコット『若草物語』
資本主義社会で生きること――シュピーリ『ハイジ』
女の子らしさを肯定すること――モンゴメリ『赤毛のアン』
自分の部屋を持つこと――ウェブスター『あしながおじさん』
健康を取り戻すこと――バーネット『秘密の花園』
制約を乗りこえること――ワイルダー『大草原の小さな家』シリーズ
冒険に踏み出すこと――ケストナー『ふたりのロッテ』
常識を逸脱すること――リンドグレーン『長くつ下のピッピ』

かつて夢中で読んだ人も、まったく読んだことがない人も。
いまあらためて知る、戦う少女たちの物語。
解説:恩田陸

『少女小説を知るための100冊』嵯峨景子

少女小説の歴史を100の名作で辿る入門ガイド!

「少女小説」は100年以上に及ぶ歴史を持つジャンルで、明治から令和まで形を変えながら書かれ/読まれてきました。吉屋信子『花物語』の登場から、戦後の空前の少女小説ブーム、そしてコバルト文庫や講談社X文庫ティーンズハートの創刊と隆盛を経て、現在のライトノベルやライト文芸、ウェブ小説の領域にまでそのエッセンスは多彩に広がりつつあります。そんな少女小説の歴史を辿るため、本書は100の名作を厳選しご案内。さらにその100作品のみならず、少女小説の世界へ深く誘う〈併読のススメ〉も加え、総計300作品以上の少女小説をご紹介します。あなたのなかの「少女」のための世界へ、この本と一緒に踏み出しましょう!

『大人だって読みたい!少女小説ガイド』嵯峨景子

定番の氷室冴子や折原みと、みんな大好き小野不由美・須賀しのぶ、
直木賞作家の知られざる傑作からマニアックな逸品まで…
目利きが選んだ珠玉の名作が勢揃い!

◎作家インタビュー:津原泰水 若木未生
◎豪華コラム:青柳美帆子・池澤春菜・コイケジュンコ・小池みき・小松原織香・桜井宏徳・髙橋かおり・土居安子・ひらりさ

『これからも読みたい!もっと少女小説ガイド』嵯峨景子

大好評『大人だって読みたい! 少女小説ガイド』の続編。少女小説レーベルだけでなく、もっと幅広く一般文芸からも紹介!

『シュミじゃないんだ』三浦しをん

新直木賞作家が五年にわたって書き続けたエッセイ。三浦しをんの本質が凝縮!!BLにハマっている人にも、「なんじゃそりゃー」な人にも、ぜひ読んでいただきたい、BLの奥深さとおもしろさ、そして、どのように世の多くの女子が腐女子でありBLの虜となるのかがわかる一冊。 BL初心者の人には、ガイドブックとしてもオススメ。 もしかしたら最初で最後の(!?)三浦しをん書き下ろしBL小説「夏の思い出」を収録!! 夭逝のマンガ家あとり硅子の連載時のカット(サイレントマンガ)をすべて収録!!

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