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夏が舞台の小説

『夏の庭―The Friends』湯本香樹実町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――...
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あしながおじさん ウェブスター

高校生のときに初めて読んで(当時『桜蘭高校ホスト部』で知りました)以来、何度も読み返している作品です。 孤児のジュディーが、あしながおじさんのおかげで大学へ行けるようになり、そこでの生活が生き生きと手紙に書かれています。 あしながおじさんも...
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幻想的な小説

ラピスラズリ 山尾悠子冬のあいだ眠り続ける宿命を持つ“冬眠者”たち。ある冬の日、一人眠りから覚めてしまった少女が出会ったのは、「定め」を忘れたゴーストで──『閑日』/秋、冬眠者の冬の館の棟開きの日。人形を届けにきた荷運びと使用人、冬眠者、ゴ...
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春が舞台の作品

個人的に春になると読み返したくなる小説を5冊挙げてみました。1冊目 『はるがいったら』飛鳥井千砂(集英社文庫)両親が離婚し、離れて暮らす姉弟。完璧主義の姉・園は、仕事もプライベートも自己管理を徹底しているが、婚約者のいる幼なじみと不毛な恋愛...
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『東雲侑子』シリーズ 森橋ビンゴ

※記事内に広告が含まれています。先日、新海誠監督の『秒速5センチメートル』を見ていたら、幸せな結末の恋愛小説が読みたくなり、森橋ビンゴ『東雲侑子』シリーズを再読しました。何事にも無気力な三並が、同じ図書委員の東雲侑子の秘密を知り、そこから「...