2026年1月に読んだ本をまとめました。
- 僕は君を殺せない 長谷川夕
- Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の攻防 ゆきた志旗
- ブラック企業に勤めております。 要はる
- 税金で買った本1~3 ずいの、系山冏
- 海を見に行こう 飛鳥井千砂
- 読書嫌いのための図書室案内 青谷 真未
- 晴れた日は図書館へいこう 緑川聖司
- 源氏 物の怪語り 渡瀬草一郎
- あなたが犯人だったらよかったのに 井上 悠宇
- 異国迷路のクロワーゼ 全2巻 武田日向
- 五百年目のマリオン 全2巻 日笠優
- 無能なナナ 1
- 累 全14巻 松浦だるま
- 世界で一番俺が〇〇 1~3 水城せとな
- 本なら売るほど 1~2 児島青
- あとは泣くだけ 加藤千恵
- 想い出の色、あなたに残します 渡来ななみ
- 真夏の異邦人 超常現象研究会のフィールドワーク 喜多喜久
- みんなの図書室 小川洋子
- マレ・サカチのたったひとつの贈り物 王城夕紀
僕は君を殺せない 長谷川夕
クラスメートの代わりにミステリーツアーに参加することになった『おれ』。携帯もつながらない山中の屋敷に男女十数人が集められ、気づいたときには籠の鳥。順々に殺されていく。『おれ』は必死に逃げ出すが……。
クラスメートのちょっと風変わりな女の子、レイちゃんと半同棲している『僕』。レイちゃんは、廃遊園地にまつわる怖い話をよく聞きたがります。最近、『僕』の周囲では葬式が相次いでいます。今度は大奥様が死にました。
一見、接点のないように見える二人の少年の独白――。
誰も想像しない驚愕のラストへ……!
二度読み必死!! 新感覚ミステリー!
クローズド・サークルや密室、復讐といった魅力的な要素を盛り込んでいますが、それぞれが十分に掘り下げられないまま物語が進んでいく印象を受けました。人物描写もややあっさりしており、登場人物たちの心情や行動に深く共感するところまでは至りませんでした。
二度読み必至となっていたので、読む前の期待値が高すぎた印象です。
Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の攻防 ゆきた志旗
物心ついた頃から“ブス”だったわたし。子供の頃に見た結婚式に憧れて、自分は無理でもせめてそれを演出する人になろうと、ウェディングプランナーになった。様々なお客様が人生の門出を祝おうとホテルを訪れる。そんなわたしが、やり手で絶世の美男子の久世課長に求婚された!?「香澄さん、ずっと探していました。あなたのような…絶世のブスを」「はぁ!?(怒)」
コメディタッチで読みやすいお仕事小説。
主人公がひたむきで真摯に仕事に取り組む姿に励まされるし、職場の仲間たちも魅力的でした。
ブラック企業に勤めております。 要はる
イラストレーターになる夢を叶えるため、家出同然で東京へ出てきた夏実。けれど、イラストの仕事だけでは食べていけなかった。夢破れ、親に内緒で地元へ戻ってくる。ともかく、生きるためには働かねばならない。夏実は面接18社目にしてようやく、タウン誌を発行する会社の事務員として採用される。だが、そこは個性的すぎる面々が集う、超絶ブラック企業で!? 【目次】第一章 “会社”は“社会”の反対です!/第二章 あなたのお名前なんてーの?/第三章 働かないものは去れ/第四章 ダメ人間で、すみません/第五章 続、働かないものは去れ
税金で買った本1~3 ずいの、系山冏
小学生ぶりに図書館に訪れたヤンキーな石平くん。その図書館で働く早瀬丸さんと白井くんに10年前借りた本を返却していないことを指摘される。その指摘をきっかけに図書館に通うようになるどころか働くことになる石平くんの図書館お仕事漫画。
海を見に行こう 飛鳥井千砂
同棲していた彼氏とケンカして、家出した茜。民宿を経営する叔父夫婦のもとに転がり込むが、そこはラブホテルに替わっていて……(「海風」)。結婚して10年。ずっとうまくいっていた妻との間に、大きな悩みを抱えてしまった航。久しぶりに戻った故郷で、昔傷つけてしまった女性と再会し――(表題作)。海辺の街を舞台に、人生に迷い立ち止まる6人の男女の再生を描く、ほろ苦くも心温まる小説集。
決して明るい作品ではないのに、読後に爽やかさが残る不思議な短編集。
読書嫌いのための図書室案内 青谷 真未
読書が嫌いな高校二年生の荒坂浩二は、ひょんなことから廃刊久しい図書新聞の再刊を任される。本好き女子の藤生蛍とともに紙面に載せる読書感想文の執筆を依頼し始めた浩二だったが、同級生の八重樫、美術部の緑川先輩、生物の樋崎先生から、執筆と引き換えに不可解な条件を提示されてしまう。その理由を探る浩二と蛍はやがて、三人の秘めた想いや昔学校で起きた自殺事件に直面し……本をめぐる高校生たちの青春と秘密の物語
晴れた日は図書館へいこう 緑川聖司
茅野しおりの日課は、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている雲峰市立図書館へ通うこと。
そこでは、日々、本にまつわるちょっと変わった事件が起きている。
六十年前に貸し出された本を返しにきた少年、次々と行方不明になる本に隠された秘密……
本と図書館を愛するすべての人に贈る、とっておきの“日常の謎”。
知る人ぞ知るミステリーの名作が、書き下ろしを加えて待望の文庫化。
源氏 物の怪語り 渡瀬草一郎
千年の時を経て―― なお歴史にその名を残す希代の文人、紫式部。 中宮彰子に仕えつつ、『源氏物語』 を書き綴る彼女の傍らには、とうの昔に亡くなったはずの“姉”がいた。 愛娘の賢子にとり憑いたその姉に導かれ、紫式部が出会うのは、四人の歌人と四季を巡る四つの物語。 伊勢大輔、和泉式部、中宮彰子、赤染衛門 ―― 当代の歌詠み達の前に現れる物の怪は、時に恐ろしく、時に儚く……けれど人の心を映し、朧々としてそこに在る。
あなたが犯人だったらよかったのに 井上 悠宇
〈誰も死なないミステリーを君に〉の著者による渾身作!
夕凪が才華と初めて逢ったのは高校の図書室、『人間失格』を読んでいた時。「物語に殺されることってあると思う?」そんな問い掛けをして、才華はまもなく自死した。夕凪は「あなのあいた心臓」を抱えながら調査を始める。まもなく彼女宛てに死んだはずの才華からSDカードが届く。その中に入っていたのは?
異国迷路のクロワーゼ 全2巻 武田日向
パリの下町にある商店街の一角「ロアの看板店」で働く少年・クロードは、叔父が日本から連れてきた少女・ユネと一緒に働くことに。文化の違いに戸惑いながら自分を理解してもらおうと頑張るユネにクロードは……!?
五百年目のマリオン 全2巻 日笠優
1940年パリ。子供たちを率いて窃盗団まがいのことをして日々を食いつないでいたマリオン。そんな時、マリオンの唄声を聞いたひとりの男に「ジャンヌ・ダルクの役で舞台に立ってみないか」と誘われる。近づいてくる大戦の足音。激動の時代に少女の運命は飲み込まれていく。
無能なナナ 1
絶海の孤島にある学園。そこでは人類の敵に対抗すべく、若き能力者達が訓練に明け暮れていた。そして転校生の主人公も同様に「人類の敵抹殺」を胸に、行動を開始する…。想像をことごとく裏切る、正義と悪の知略サスペンス開幕!!
累 全14巻 松浦だるま
イブニング新人賞出身の新しき才能が『美醜』をテーマに描く衝撃作!! 二目と見られぬ醜悪な容貌を持つ少女・累(かさね)。その醜さ故、過酷な道を歩む累に、母が残した一本の口紅。その口紅の力が、虐げられて生きてきた、累の全てを変えていく――。
世界で一番俺が〇〇 1~3 水城せとな
幼なじみのイマドキ男子3人が我が身の不幸を嘆いていると、風変わりな美女が現れた。「セカイ」という組織のエージェントを名乗る彼女に誘われ、3人は「300日後、3人の中で最も不幸になった者はどんな願いも叶う」というゲームへの参加を決める。『失恋ショコラティエ』『脳内ポイズンベリー』の水城せとながキレッキレの台詞で描く、友情・嫉妬・悪意……。さまざまな感情をあざなう300日のゲームが始まる。
本なら売るほど 1~2 児島青
ここは、本と人とがもう一度出会い直す場所。
ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋「十月堂」。
店主の人柄と素敵な品ぞろえに惹かれて、今日もいろんなお客が訪れる。本好きの常連さん、背伸びしたい年頃の女子高生、
不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人。ふと手にした一冊の本が、思わぬ縁をつないでいく――。
本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ贈る、珠玉のヒューマンドラマ!漫画誌「ハルタ」連載時から大きな反響を呼んだ話題作が、待望のコミックス1巻発売です。
あとは泣くだけ 加藤千恵
好きだった。あの人はもう隣にいないけれど、わたしの手もとには、あの人からもらった物が残っている──。注目の女性作家が「贈り物」をテーマに描く、せつなく共感を誘う7つの物語。(解説/瀧井朝世)
想い出の色、あなたに残します 渡来ななみ
愛する人といつまでも一緒にいたい、見守り続けたい。そんな願いが叶うとしたら? 色とりどりの瓶が並べられた、まるで博物館を思わせるような研究所。ここでは空に還るたましいを、ガラス瓶に保存してくれる。そして不思議なことに、瓶に閉じ込められたたましいは、人生で最も鮮烈な、想い出の色に染まる。 だから、この研究所には想いと事情を抱えた人々がやってくる。たましいの色に込められた、一番大切な人の、最後のメッセージを求めて……。 「ついに、来てしまったわ。――昌樹、許してくれる?」 そして今日もまた一人の女性が、願いを胸に研究所を訪れ――。
真夏の異邦人 超常現象研究会のフィールドワーク 喜多喜久
ひと目見た瞬間、強烈な電流が背中を駆け抜けた。僕は、奇妙な飛行物体から突如現れた少女に恋をしていた――。夏休み。大学の〈超常現象研究会〉に所属する星原俊平は、動物の不審死の噂を聞き、先輩3人と故郷の村を訪れた。ところが、調査開始早々に人間の手首が発見されて……。やがて、俊平は少女の“正体”と、村で起きた事件の真相に辿り着く。儚いひと夏の出来事を綴るSF青春ミステリー。
読みながら『イリヤの空、UFOの夏』(秋山瑞人)を思い出しました。
夏とUFOとボーイミーツガールっていいいですね。
みんなの図書室 小川洋子
次の世代にも残したい文学作品――いわば“文学遺産”と呼ぶに相応しい50作品への思いと読みどころを、読書家として知られる小説家・小川洋子が綴った一冊。
森鴎外『舞姫』、角田光代『対岸の彼女』、チェーホフ『桜の園』、ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』といった小説だけでなく、児童文学やノンフィクション、詩集にいたるまで、バラエティに富んだ古今東西の名作を取り上げている。
本の紹介がされている本ってついつい手に取ってしまう。
小川洋子さんの優しい文章に、未読の作品も読んでみたくなりました。
マレ・サカチのたったひとつの贈り物 王城夕紀
誰か、私を留めて。どこかへ跳び去ろうとする私を――世にも奇妙な「量子病」を発症して以来、自らの意志と関係なく世界中をワープし続ける稀。一瞬後の居場所さえ予測できず、目の前の人と再び会える保証もない。日々の出会いは儚く、未来はゆらぐ。人生を積み重ねられない彼女が、世界に爪痕を残すためにとった行動とは?
「とんでもない作品に出会ってしまった」と思わせてくれる一冊でした。
量子病によって、自分の意志とは関係なく様々な国へと跳ばされてしまうマレ。
そのエピソードは断章形式で語られ、詩的で哲学的な空気、そして荘厳な気配を感じました。





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