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2023年7月~12月の読書記録です。
- 『星読島に星は流れた』久住四季
- 『八本脚の蝶』二階堂奥歯
- 『三四郎はそれから門を出た』三浦しをん
- 『卒業式まで死にません』南条あや
- 『二十歳の原点』河野悦子
- 『シュミじゃないんだ』三浦しをん
- 『本屋さんで待ち合わせ』三浦しをん
- 『マリア様がみてる いばらの森』今野緒雪
- 『誘惑者』高橋たか子
- 『マリア様がみてる いとしき歳月』(後) 今野緒雪
- 『博士の本棚』小川洋子
- 『氷の海のガレオン/オルタ』木地雅映子
- 『八本脚の蝶』二階堂奥歯
- 『ぐるりのこと』梨木香歩
- 『図書館の神様』瀬尾まいこ
- 『ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎』西尾維新
- 『幸福はただ私の部屋の中だけに』森茉莉
- 『むらさきのスカートの女』今村夏子
- 『雨の塔』宮木あや子
- 『少年になり本を買うのだ』桜庭一樹
- 『地球生まれのあなたへ』馬瀬あずさ
- 『風車祭』(上・下)池上永一
- 『空の境界』上 那須きのこ
- 『壇蜜日記』壇蜜
- 『水辺にて』梨木香歩
- 『ガーデンロスト』紅玉いづき
- 『20/20』木地雅映子
- 『空の境界』中・下 那須きのこ
- 『歌集 滑走路』萩原慎一郎
- 『薔薇は生きてる』山川 弥千枝
- 『乙女の港』川端康成
- 『ミシン』『ミシン2』嶽本野ばら
- 『倒立する塔の殺人』皆川博子
- 『ゴースト≠ノイズ』十市社
- 『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩
- 『あしながおじさん』ウェブスター
- 『ののはな通信』三浦しをん
- 『秘密の花園』三浦しをん
- 『灯台守の話』ジャネット・ウィンターソン
- 『”文学少女”』シリーズ 野村美月
- 『はじめて好きになった花』はらだみずき
- 『スノーグース』ポール・ギャリコ
- 『ヘンリー&ジューン』アナイス・ニン
- 『これから泳ぎにいきませんか』穂村弘
- 『きっとあの人は眠っているんだよ』穂村弘
- 『図書館の外は嵐』穂村弘
- 『第七官界彷徨』尾崎翠
- 『雪のひとひら』ポール・ギャリコ
- 『夏の庭―The Friends』湯本香樹実
- 『オレンジだけが果物じゃない』ジャネット・ウィンターソン
- 『さくらんぼの性は』ジャネット・ウィンターソン
- 『何者』朝井リョウ
- 『かもめのジョナサン』リチャード・バック
- 『乙女の密告』赤染晶子
- 『図書室の魔法』上・下
- 『BISビブリオバトル部 翼を持つ少女』(上・下) 山本弘
- 『BISビブリオバトル部 幽霊なんて怖くない』山本弘
- 『ベツレヘムの星』アガサ・クリスティー
- 『本が多すぎる』酒井順子
- 『夏服を着た女たち』アーウィン・ショー
- 『行け広野へと』服部真里子
- 『リルケ詩集』
- 『くまの子ウーフ』神沢利子
- 『夢みる葦笛』上田 早夕里
- 『クリスタルコミュニケーション: あなたの神様はいますか』あかつきゆきや
- 『ナイトメア: 心の迷路の物語』小倉千加子
- 『きらきらひかる』江國香織
- 『天の夕顔』中川与一
- 『号泣』松田志乃ぶ
- コンビニ人間 村田沙耶香
- 『僕らが明日に踏み出す方法』岬 鷺宮
『星読島に星は流れた』久住四季
天文学者ローウェル博士は、自分の住む孤島で毎年、天体観測の集いを開いていた。ネット上の天文フォーラムで参加者を募り、招待される客は毎年、ほぼ異なる顔ぶれになるという。この集いへの応募が毎回凄まじい倍率になるのには、ある理由があった。招待客たちのあいだに静かな緊張が走るなか、滞在3日目、ひとりが死体となって海に浮かぶ。犯人は、この6人のなかにいる──。奇蹟の島の殺人事件を、俊英が満を持して描いた快作長編推理、早くも文庫で登場!
『八本脚の蝶』二階堂奥歯
『三四郎はそれから門を出た』三浦しをん
「オシャレの追求に励むのは来世にまわし、今生では思うぞんぶん読書しようと思う。……世の中にこんなに本があるのに、顔なんか洗ってる場合じゃない」(文庫版あとがきより)筋金入りの活字中毒者・三浦しをんによる、抱腹絶倒、時に涙の読書(ブック)&文化案内(カルチャーガイド)が新装版で登場!
三浦しをんさんのエッセイで初めて読んだのが「三四郎はそれから門を出た」でした。たくさんの本が紹介されているのは勿論、ご家族の話もおもしろい!ピッピのクッキーを作るところでは大爆笑でした。本への愛が熱く語られつつも、日常のおもしろいこともかかれていて、電車の中で笑ってしまったこともしばしば。 読みたい本リストも増えていきます。
『卒業式まで死にません』南条あや
ここにいるのは、特別な女の子ではありません。もしかしたら自分だったかもしれない「もう一人のあなた」です。渋谷、ゲーセン、援交、カラオケ――。青春を謳歌しているイマドキの女子高生かと思いきや、実は重度のリストカット症候群にしてクスリマニア。行間から溢れ出る孤独と憂鬱の叫びが、あなたの耳には届くでしょうか。死に至る三ヶ月間の過激にポップなモノローグ。
『二十歳の原点』河野悦子
200万人が読んだ青春のバイブル!
痛みと美しさにあふれた、ある女子大生による魂の日記――
高野悦子没後50年。コミック版『二十歳の原点』も刊行!
独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。
高野悦子、20歳。立命館大学に通う女子大生。学園紛争の嵐の中で格闘しながら、理想を砕かれ愛に破れた彼女は、1969年6月に自ら命を絶った。本を読み、恋をし、生きることについて真摯に考え続けた彼女の日記は、没後に出版されてベストセラーとなった。青春の美しさと痛みに溢れた本作は、いまなお人々の心を打ち続ける――。
『シュミじゃないんだ』三浦しをん
『本屋さんで待ち合わせ』三浦しをん
当代随一の人気作家が贈る情熱的ブックガイド! 本は、「ここではないどこか」へ通じる道である──。本と、本を愛するすべての人に捧げる三浦しをんの書評とそのほか。待望の文庫化!
『マリア様がみてる いばらの森』今野緒雪
期末試験で落ち着かない学園に、驚くべき噂が流れた。リリアン女学園をモデルにしたと思われる自伝的小説が出版され、しかもその作者が白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)だというのである! 小説の内容が二人の少女の禁断の恋を描いたものであることも加わって、学園は大騒ぎ。白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)の過去はタブーとなっていて、事情を知っている人もみんな口をつぐんでいた。祐巳(ゆみ)と由乃(よしの)は、真相の解明に乗り出したが…!?
『誘惑者』高橋たか子
鬼気迫る“自殺者と自殺幇助者”の心理葛藤。
噴煙吹き上げる春まだ浅い三原山に、女子大生がふたり登っていった。だが、その後、夜更けに下山してきたのは、ひとりだけ――。
遡ること1ヶ月前、同様の光景があり、ひとり下山した女子大生は同人物だった。自殺願望の若い女性ふたりに、三原山まで同行して、底知れぬ火口に向かって投身させた自殺幇助者の京大生・鳥居哲代。
生きていることに倦んだ高学歴の女学生たちの心理を精緻に描き、自殺者と自殺幇助者の軌跡をミステリー風に仕立てた悽絶な魂のドラマ。高橋たか子の初期長編代表作で第4回泉鏡花賞を受賞。
二階堂奥歯『八本脚の蝶』で知り、手に取った作品。
『マリア様がみてる いとしき歳月』(後) 今野緒雪
卒業式まであと二日。どうしよう、もうすぐ薔薇さまたちが卒業しちゃう! 急に寂しさが押し寄せてきた祐巳(ゆみ)。なのに紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)ったら、遺言めいた言動なんかして寂しさに追い打ちをかけるのだった…(「will」)。ついに来てしまった卒業式。しかし主役たちは実感が全然なくて…(「いつしか年も」)。他に、聖(せい)と志摩子の出会いから姉妹(スール)の契(ちぎ)りまでを描いた「片手だけつないで」も同時収録。
「片手だけつないで」を読み返したくなりました。
『博士の本棚』小川洋子
本を読むときは言葉の海に身をゆだねるだけ。
読書歴を語ることは、私の人生を語ることです。――小川洋子
本への愛情がひしひしと伝わるエッセイ集。
図書室で夢中になった『秘密の花園』『小公子』、でも本が無い家だったので愛読書はなんと『家庭の医学』だった。13歳で出会った『アンネの日記』に触発されて作家を志す。オースター、ブローティガン、内田百閒、村上春樹……。
本への愛情がひしひしと伝わるエッセイ集。思わぬ出会いをたくさんもたらしてくれた『博士の愛した数式』誕生秘話や、愛犬の尻尾にふと白毛を見つけた感慨なども。
8月
『氷の海のガレオン/オルタ』木地雅映子
斉木杉子、十一歳。自分の言葉を持つがゆえに学校に居場所のな
い少女は、「学校なんてなけりゃいい」と思った。そして、自宅の庭に生えるナ
ツメの古木に呼びかける。時々、心にねじをまくように。ハロウ—-。(「氷の
海のガレオン」)
ヤングアダルト小説ファンの間で「何度も読み返したくなる一作」として語り継
がれてきた名作に、書き下ろしを加えて文庫化。[解説:藤田香織]
『八本脚の蝶』二階堂奥歯
8月だけで3回読み返していた。
『ぐるりのこと』梨木香歩
旅先で、風切羽の折れたカラスと目が合って、「生き延びる」ということを考える。沼地や湿原に心惹かれ、その周囲の命に思いが広がる。英国のセブンシスターズの断崖で風に吹かれながら思うこと、トルコの旅の途上、へジャーブをかぶった女性とのひとときの交流。旅先で、日常で、生きていく日々の中で胸に去来する強い感情。「物語を語りたい」――創作へと向う思いを綴るエッセイ。
『図書館の神様』瀬尾まいこ
「これって青春?」「どうやらそのようですね」ーー。思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問に! 清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほか短篇「雲行き」を収録。
『ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎』西尾維新
『幸福はただ私の部屋の中だけに』森茉莉
好きな場所は本や雑誌の堆積の下。アニゼットの空瓶に夜の燈火が映る部屋。子どもの視線を持つ作家・森茉莉の生活と人生のエッセイ。解説 松田青子
『むらさきのスカートの女』今村夏子
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。『あひる』『星の子』が芥川賞候補となった話題の著者による待望の最新作。
『雨の塔』宮木あや子
その岬には資産家の娘だけが入れる全寮制の女子大があった。衣服と食べ物は好きなだけ手に入るが、情報と自由は与えられない。そんな陸の孤島で暮らす4人の少女――高校で同性と心中未遂を起こした矢咲、母親に捨てられた小津、妾腹の子である三島、母親のいない都岡。孤独な魂は互いに惹かれあい、嫉妬と執着がそれぞれの運命を狂わせてゆく。胸苦しいほど切なく繊細な、少女たちの物語。
『少年になり本を買うのだ』桜庭一樹
あなたもきっと、本が読みたくなります
桜庭一樹が毎日まいにち読んで過ごした、
『赤朽葉家の伝説』『私の男』が生まれるまでの一年間
小説家・桜庭一樹は稀代の読書魔である。本当に毎日本を読むのである。こよなく愛するジョン・ディクスン・カーのミステリをはじめ、ガルシア=マルケスの傑作小説、アゴタ・クリストフの自伝、死刑囚についてのドキュメント、茨木のり子の詩集から三島由紀夫のエッセイまで、縦横無尽に読んで過ごした、疾風怒濤の一年間!
【もくじ】
二月 読書にまつわるすごいこと(たぶん)を発見する。
三月 町中に“なぞの女”がいる、気がする。
四月 ジョン・ランプリエールが辞書になる!
五月 夏木マリと、カー談義する。
六月 直毛なのに、アフロである。
七月 バナナの皮で、世界が滅亡する。
八月 傑作の前を、歌って通りすぎている。
九月 百匹の蟬が死に、百人の老人がやってくる。夏が、終わったのだ。
十月 片手に二十世紀梨、片手に豆腐竹輪の夜である。
十一月 「ビバビバ都会! 野戦病院!」である。
十二月 少年になり、花を買うのだ。
一月 書店はタイムマッシーンである。
単行本版あとがき
文庫版あとがき
『地球生まれのあなたへ』馬瀬あずさ
あの震災の直後に、マキオは郵便配達の仕事を再開した。数日後、彼のもとに届いた「もういない妻」からのバースデープレゼント。「僕は君を愛し抜けていたのだろうか」……若き夫婦の愛が胸を打つ表題作ほか、冲方丁が実話をもとに綴った「泣ける」ストーリーを原作に、期待の新鋭が描いた感動の6編。(収録作品)●先にいきます●地球生まれのあなたへ●教師とTシャツ●音楽と十円ハゲ●仁義の人●タクシーと指輪
『風車祭』(上・下)池上永一
九十七歳の生年祝い「風車祭(カジマヤー)」を翌年に控えたオバァ・フジの楽しみは長生きと、迷惑をかえりみない他人いじり。あの世の正月と云われる節(シチ)祭の日、島の少年・武志はオバァのさしがねで美しい盲目の幽霊・ピシャーマと出会い、恋におちてしまう。そのせいでマブイ(魂)を落とした武志の余命は一年弱。彼は無事、マブイを取り戻すことができるのか!? 沖縄の祭事や伝承、歌謡といった伝統的世界と現代のユーモアが見事に交叉する、沖縄版「真夏の夜の夢」。
『空の境界』上 那須きのこ
2年間の昏睡から目覚めた両儀式が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”。式のナイフに映る日常の世界は、非日常の世界と溶け合って存在している……! もはや伝説となった同人小説から出発し、“新伝綺”ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作――。
9月
『壇蜜日記』壇蜜
オリジナル文庫!! 賞味期限切れのソースで運試し。新聞を読んでいると、つい求人欄に目がいってしまう。ショックなことがあると、食事もせずにひたすら眠り、たまたま入ったコンビニで肌着類の品揃えが充実していると、他人事なのにホッとする。抱かれる予定はしばらくなし――。
これぞ裸単騎で現代日本を生き抜く33歳女子の生活と意見! 壇蜜はやっぱりスゴかった!!
『水辺にて』梨木香歩
『ガーデンロスト』紅玉いづき
誰にでも、失いたくない楽園がある。息苦しいほどに幸せな安住の地。しかしだからこそ、それを失う痛みは耐え難いほどに切ない。 誰にでも優しいお人好しのエカ、漫画のキャラや俳優をダーリンと呼ぶマル、男装が似合いそうなオズ、毒舌家でどこか大人びているシバ。花園に生きる女子高生4人が過ごす青春のリアルな一瞬を、四季の移り変わりとともに鮮やかに切り取っていく。壊れやすく繊細な少女たちが、楽園に見るものは――。 『ミミズクと夜の王』 の紅玉いづきが挑む、初の現代小説
『20/20』木地雅映子
「これで、わたしの身近の自殺、通算20人目か……。」成人式で集まった、高校のクラスメイトたちの前で、ぼそりとそう呟いたら、みんなはびっくりして、詳しく話せと詰め寄ってきた。それでわたしは、20年の人生を彩る、20の死を語るはめになる……。
不況の始まった年に生まれ、デフレにすっぽり嵌って成長したひとりの少女の、暗くて軽い自分語り。
『空の境界』中・下 那須きのこ
『歌集 滑走路』萩原慎一郎
非正規の友よ、負けるな ぼくはただ書類の整理ばかりしている
NHKニュースウオッチ9で「“非正規”歌人が残したもの」として紹介され、大反響。
歌集としては異例の7刷!25000部!
10月16日放送、NHK「クローズアップ現代+」で特集、又吉直樹氏により大絶賛。
11月3日「朝日新聞」「売れてる本」、「日経新聞」書評欄「ベストセラーの裏側」掲載
11月20日「毎日新聞」特集ワイド掲載。
紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2019」、第8位。いじめ、非正規雇用・・・・・逆境に負けず
それでも生きる希望を歌い続けた歌人がいた。
32 歳で命を絶った若き歌人の絶唱を収めた短歌集。「ピュアな言葉に思う。短歌は彼の濾過装置。自在な表現に思う。短歌は彼の翼。真っすぐに心を射抜く短歌が、ここにある。 俵万智」
”文学少女”と穢名の天使
”文学少女”見習いの初戀
”文学少女”見習いの傷心
”文学少女”見習いの卒業
『薔薇は生きてる』山川 弥千枝
10月
『乙女の港』川端康成
時代を超えて読み継がれる少女小説の傑作
舞台は昭和初期、横浜のミッションスクール。新入生の三千子に、ふたりの上級生から手紙が届く。
品よく儚げな洋子と、負けず嫌いで勝気な克子。ふたりの間で揺れ動く三千子だが――
昭和12年、伝説の雑誌「少女の友」に連載された本作は、中原淳一の優美な挿絵もあいまって
一大ブームを巻き起こした。少女時代特有の愛と夢、憧れとときめきに満ち満ちた、永遠の名作。
『ミシン』『ミシン2』嶽本野ばら
発売当時、数多くの読者に衝撃的な感動をもたらし、のちの全嶽本野ばら作品の原点となったベストセラー処女小説集、待望の文庫版!
孤独な青年雑貨店主と、心に病をもつ少女――Vivienne Westwoodの洋服を愛する二人が運命的に出会い、はかない逃避行に旅立つ名作「世界の終わりという名の雑貨店」、そして、MILKの洋服を華麗に着こなすカリスマ・ヴォーカリスト、ミシンに恋する少女の「乙女」としての生きざまを強烈に描いた表題作「ミシン」を収録。
『倒立する塔の殺人』皆川博子
少女を殺したのは、物語に秘められた毒――戦時中のミッションスクールでは、少女たちの間で小説の回し書きが流行していた。蔓薔薇模様の囲みの中に『倒立する塔の殺人』とタイトルだけ記されたその美しいノートは、図書館の書架に本に紛れてひっそり置かれていた。ノートを手にした者は続きを書き継ぐ。しかし、一人の少女の死をきっかけに、物語に秘められた恐ろしい企みが明らかになり……物語と現実が絡み合う、万華鏡のように美しいミステリー。
『ゴースト≠ノイズ』十市社
ぼくが1年A組の幽霊になって、一月が経過した――。
心を深く揺さぶる青春ミステリの傑作。
ぼくが1年A組の幽霊になって、一月が経過した――高校に入学したばかりのころの失敗によってクラス内で孤立し、いまでは幽霊扱いされている一居士架(いちこじかける)。惨めな日常を過ごしながらも限界を感じていた架は、十月の席替えで前の席になった玖波高町(くばたかまち)に突然話しかけられる。それは彼の苦しみに満ちた毎日に変化をもたらす、小さくも確かな予兆だった。時を同じくして、校舎の周辺では蝶結びのメッセージを残した動物の死骸が相次いで発見され、休みがちになった高町は何かに思い悩むような様子を見せはじめる……。圧倒的な筆力と繊細な技巧が紡ぎ出す、静謐な感動に満ちた青春ミステリ。/解説=大森望
『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩
1899年、トルコに留学中の村田君は毎日議論したり、拾った鸚鵡に翻弄されたり神様の喧嘩に巻き込まれたり。それは、かけがえのない青春の日々だった……21世紀に問う、永遠の名作青春文学。
『あしながおじさん』ウェブスター
最年長の孤児で、日々の仕事をこなし幼い子たちの面倒をみる、主人公のジュディ。たくましい空想力は、周りからはよく注意されるほどでした。そんなジュディが書いた作文を評価して、ある人がジュディの大学進学をサポートしてくれることに……。長い間、多くの読者に愛されてきた作品の決定版。逆境にめげず、常に前向きに生きていくジュディの快活なユーモアさと純真な心は、永遠に読者の心のなかに生き続けるでしょう。
『ののはな通信』三浦しをん
最高に甘美で残酷な女子大河小説の最高峰
ののとはな。横浜の高校に通う2人の少女は、性格が正反対の親友同士。しかし、ののははなに友達以上の気持ちを抱いていた。幼い恋から始まる物語は、やがて大人となった2人の人生へと繋がって……。
『秘密の花園』三浦しをん
私は、なにをしているんだろう。どうしたら「私」でいられるんだろう? カトリック系女子高校に通う、三人の少女、那由多、淑子、翠。性格の異なる三人の「私」は、家族、学校、男たちの中にあって、それぞれが遠いはるかを、しずかに深くみつめている。「秘めごと」をかかえる彼女たちの微笑の裏側の自由。甘やかな痛みの底に眠る潔くも強靭な魂。自分を生き抜いていくために「私」が求めていたことは――。記念碑的青春小説。
11月
『灯台守の話』ジャネット・ウィンターソン
不思議な盲目の灯台守ピューが夜毎が語る数奇な人生の物語に導かれ、少女シルバーは真実の愛を求めて独り旅立つ――。
『”文学少女”』シリーズ 野村美月
天野遠子・高3、文芸部部長。自称“文学少女”。彼女は、実は物語を食べる妖怪だ。水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。でもいちばんの好物は、肉筆で書かれた物語で、彼女の後輩・井上心葉は、彼女に振り回され「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。そんなある日、文芸部に持ち込まれた恋の相談が、思わぬ事件へと繋がって…。新味、ビター&ミステリアス・学園コメディ!
『はじめて好きになった花』はらだみずき
珠玉の、ラブストーリー
「ラストが鮮やか。登場人物の台詞が読後も残り続ける」北上次郎氏(文芸評論家)【本書解説より】本にたずさわる人のストーリー。書店員さんにも広がる、感動
「忘れてしまいたい過去も、愛おしかった日々も両方経験したからこそ、今を頑張れる自分がいる。そんな気持ちをふと思い出させてくれた作品でした」 ――リブロ・昼間 匠さん
「記憶というのは、痛みを伴う、後悔している、思い残しになっている、そういうものも多くて。そういうものを、いいんだよ、と。悲しい、苦しいだけの感情じゃなくしてくれる、そういう物語だな、と思いました」――紀伊國屋書店新宿本店・勇 真理子さん
「素直に読み手が受け取れるような書き方が心地よかったです。本に携わる仕事をしている我々には、更に惹かれる内容だとも思います」 ――明屋書店MEGA平田店・元屋地 綾さん隣の教室で偶然出会った女の子。想いを寄せるが、彼女のある噂を耳にし、自分から距離を置いてしまった――。心の奥底にずっと閉じ込めていた中学生時代の甘くもほろ苦い記憶。それを鮮やかに甦らせてくれたのは、愛娘が森の中で見つけた懐かしい花だった(「はじめて好きになった花」)。大切な過去、そっとしまっておきたい思い出を抱えて生きるあなたに贈る、珠玉のラブストーリー集。
『スノーグース』ポール・ギャリコ
孤独な男と少女のひそやかな心の交流を描いた表題作等、著者の暖かな眼差しが伝わる珠玉の三篇。大人のための永遠のファンタジー。
『ヘンリー&ジューン』アナイス・ニン
『これから泳ぎにいきませんか』穂村弘
ミステリ、SF、恋愛小説から漫画、歌集、絵本まで、目利きの読書家が紹介する本当に面白い本の数々。読んだ後では目に映る世界が変わる、魅惑の読書体験が待っています。
『きっとあの人は眠っているんだよ』穂村弘
本屋をめぐり、古本屋をのぞき、頁をめくって世界と出会う本の日々。「週刊文春」に好評連載された読書日記。「今日買ったこの本は、悪魔的にロマンティックじゃないか」。
『図書館の外は嵐』穂村弘
カーテンの向こうは、激しい雨と風と稲妻。
でも、平気。
だって、私はここにいる。
――穂村弘の心を捉えて離さない本たち。
「週刊文春」の好評連載「私の読書日記」3年間分を書籍化。エッセイや評論、絵本や翻訳など幅広く活躍している、歌人・穂村弘が、
絵本、歌集や句集、名作文学に、ミステリ、SF、漫画……
幅広いジャンルから選ばれた本を丁寧に読み解きます。【本書で紹介される本たち】
登場人物が三人のミステリー、『ポーの一族』の四十年ぶりの新作、原民喜の童話、ひと夏の物語、ブローティガンが東京を描いた詩集、『おなみだぽいぽい』という絵本、ひめゆり学徒たちの声、「クラムボン」の仲間たち、『交通事故で頭を強打したらどうなるか?』、異形のライフハック、百年前のディストピアSF、大島弓子の単行本未収録作品……
『第七官界彷徨』尾崎翠
人間の第七官に響くような詩を書きたいと願う少女・町子。分裂心理や蘚の恋愛を研究する一風変わった兄弟と従兄、そして町子が陥る恋の行方は? 忘れられた作家・尾崎翠再発見の契機となった傑作。
『雪のひとひら』ポール・ギャリコ
ある寒い日、雪のひとひらは生まれた。地上に舞いおりたときから、彼女の長い旅がはじまった。伴侶となる雨のしずくとの出会い、新たな命の誕生。幸福なときも試練のときも、彼女は愛する者のために生きた。やがて訪れた、夫との永遠の別れ、子どもたちの門出。雪のひとひらは、その最期の瞬間、自らの生の意味を深く悟る――。自然の姿に託して女性の人生を綴る、優しく美しい物語。
『夏の庭―The Friends』湯本香樹実
この世界には隠れているもの、見えないものがいっぱいあるんだろう。
死への興味から、生ける屍のような老人を「観察」し始めた少年たち。いつしか双方の間に、深く不思議な交流が生まれるのだが……。
町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。
『オレンジだけが果物じゃない』ジャネット・ウィンターソン
松田青子氏推薦
「作者の痛みを伴うユーモアが愛おしくてたまらない、勇敢な一冊」
狂信的なキリスト教徒の母から特殊な英才教育を受けて育ったジャネットは、幼くして説教壇に立つようになる。しかし、初めて恋を知った彼女には、恐るべき〈受難〉が待っていた……。奇想とアイロニーに満ちた半自伝的小説。ウィットブレッド賞最優秀処女作賞受賞作。
ウィンターソンという作家のいちばんの魅力は“からかいの精神”ではないかと思う。偽善的なもの、硬直したものの匂いを敏感に嗅ぎわけ、小気味よくからかい倒してくれる。国家を、宗教を、制度を──そして何より、それらが押しつけてくるお仕着せの観念を疑いもせずに呑み下す、私たちの想像力の貧困を。(「訳者あとがき」より)
『さくらんぼの性は』ジャネット・ウィンターソン
時は17世紀、舞台は疫病とピューリタン革命うず巻くロンドン。象をも空にふっ飛ばす未曽有の大女〈ドッグ・ウーマン〉と彼女の拾い子ジョーダンは、自由の天地を目ざし、幻の女フォーチュナータを捜して時空を超えた冒険の旅に出る。英国の新鋭が放つ奇想天外なベストセラー小説。
『何者』朝井リョウ
想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。
就活対策のため、拓人は同居人の光太郎や留学帰りの瑞月、理香らと集まるようになるが――。衝撃のラストが襲いかかる戦後最年少の直木賞受賞作。
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。
『かもめのジョナサン』リチャード・バック
もっと他人を愛することを学ぶことだ。
「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求めたジョナサン。奇跡の最終章を新たに加え、伝説のかもめがあなたを変える。世界四千万部のベストセラー。
「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求め、自分の限界を突破しようとした、かもめのジョナサン。群れから追放された彼は、精神世界の重要さに気づき、見出した真実を仲間に伝える。しかし、ジョナサンが姿を消した後、残された弟子のかもめたちは、彼の神格化を始め、教えは形骸化していく……。新たに加えられた奇跡の最終章。帰ってきた伝説のかもめが自由への扉を開き、あなたを変える!
『乙女の密告』赤染晶子
ある外国語大学で流れた教授と女学生にまつわる黒い噂。乙女達が騒然とするなか、みか子はスピーチコンテストの課題『アンネの日記』のドイツ語のテキストの暗記に懸命になる。そこには、少女時代に読んだときは気づかなかったアンネの心の叫びが記されていた。やがて噂の真相も明らかとなり……。悲劇の少女アンネ・フランクと現代女性の奇跡の邂逅を描く、感動の芥川賞受賞作。
『図書室の魔法』上・下
喪失と孤独を抱えた聡明すぎる少女を救ったのは、本との出会い。秘密の日記に綴られた青春を静かな筆致で描く、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・英国幻想文学賞受賞作。
『BISビブリオバトル部 翼を持つ少女』(上・下) 山本弘
SFを好きと言わせたい!
日本初の本格的ビブリオバトル青春小説シリーズ開幕。
ビブリオバトルとは、本を通して人をつなぎ、人と知識をつなぐ知的ゲーム。SF小説が大好きな15歳の少女・伏木空は、ノンフィクションが好きでSFに理解のない同級生・埋火武人からビブリオバトル部に勧誘される。メンバーは、雑学本、ボーイズラブ、科学関係などそれぞれ得意分野について語り出すと止まらない個性派揃い。ここなら大好きなSFの話が思いきりできると大喜びで入部を決めた空は、張り切って図書室でのデビュー戦に臨む。「本を紹介する小説」という新分野を切り開く、日本初の本格的ビブリオバトル青春小説シリーズ開幕!
『BISビブリオバトル部 幽霊なんて怖くない』山本弘
読めばもっと「本」が好きになる!
ビブリオバトル青春小説シリーズ第2弾
ビブリオバトルとは、本を通して人をつなぎ、人と知識をつなぐ知的ゲーム。夏休みに入った美心国際学園(BIS)ビブリオバトル部は、造り酒屋を営む武人の家で夏合宿を開催する。夜、武人の両親や祖母を招待して行われたビブリオバトルのテーマは〈恐怖〉。部員たちはロウソク一本の明かりを頼りに、とっておきの怖い本を紹介するが、投票段階にとある不思議な事件が。さらに、公共図書館で行う〈戦争〉をテーマにしたビブリオバトル実演会の発表本決めで、武人と部長の聡が言い争いになり……。本格的ビブリオバトル青春小説シリーズ第二弾!
解説=福田和代
『ベツレヘムの星』アガサ・クリスティー
12月
『本が多すぎる』酒井順子
「現代の清少納言」による絶品書評集!
現代女子から渋いおじさん、歌舞伎にエロに親子関係まで、世相を的確に捉える名エッセイストが綴る読み応えたっぷりの書評集。
『夏服を着た女たち』アーウィン・ショー
1930年代から50年代にかけてのアメリカの時代を、職人芸といってもよい精緻な筆致で描きあげた短編集。ニューヨークがパリが、ブルックリンが生きた人間の町として浮かび上がる。表題作のほか「八〇ヤード独走」「ニューヨークヘようこそ」「カンザス・シティに帰る」「愁いを含んで、ほのかに甘く」 など10編を収録。
『行け広野へと』服部真里子
『リルケ詩集』
『くまの子ウーフ』神沢利子
『夢みる葦笛』上田 早夕里
ある日、街に現れたイソギンチャクのような頭を持つ奇妙な生 物。不思議な曲を奏でるそれは、みるみる増殖していく。その美しい歌声は人々を魅了するが、一方で人間から大切な何かを奪い去ろうとしていた。(表題作) 人と人あらざるもの、 呪術と科学、過去と未来。様々な境界上を自在に飛翔し、「人間とは何か」を問う。収録作すべてが並々ならぬ傑作! 奇跡の短篇集。
『クリスタルコミュニケーション: あなたの神様はいますか』あかつきゆきや
『ナイトメア: 心の迷路の物語』小倉千加子
『きらきらひかる』江國香織
私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである――。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人はすべてを許しあって結婚した、はずだったのだが……。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは? 傷つき傷つけられながらも、愛することを止められないすべての人に贈る、純度100%の恋愛小説。
同作者の『つめたいよるに』と勘違いして購入した本。
読んでみたらかなり気に入り、何回か読み返している作品です。
『天の夕顔』中川与一
和13年に発表、戦中戦後にわたり45万部発行されたベストセラー。
カミュ、柳田国男、永井荷風、徳富蘇峰、与謝野晶子らに激賞され、六カ国語に翻訳された名著。
本当にあの人だけは愛しつづけました──〈わたくし〉が愛した女には、夫がいた。学生時代、京都の下宿で知り合ったときから、〈わたくし〉の心に人妻へのほのかな恋が芽生え、そして二十余年。二人は心と心の結び合いだけで、相手への純真な愛を貫いた。
ストイックな恋愛を描き、ゲーテの『ウェルテル』に比較される浪漫主義文学の名作。英、仏、独、中国語など六カ国語に翻訳された。解説・保田与重郎。
【本文冒頭より】
信じがたいと思われるでしょう。信じるということが現代人にとっていかに困難なことかということは、わたくしもよく知っています。それでいて最も信じがたいようなことを、最も熱烈に信じているという、この狂熱に近い話を、どうぞ判断していただきたいのです。
わたくしは一つの夢に生涯を賭けました。わたくしの生れて来たことの意味は、だから言ってみれば、その儚(はか)なげな、しかし切なる願いを、どこまで貫き、どこまで持ちつづけたかということになるのです。……(「第一章」)
『号泣』松田志乃ぶ
「ねぇ、知ってる? 日本の女子高生って――。」進学校として知られる天智高校。春休みのある日、人気者だった春日井奈々が校舎から転落死する。自殺と思われたが、転落前、彼女の背後に人影を見たという証言もあり……。奈々が所属していた部活は、部員の名前に偶然、春・夏・秋・冬の文字があることから「四季の会」と呼ばれ、憧れる生徒も多い。だが、奈々の死後、部員たちに異変が起きて…。危うく儚い青春ミステリー。
コンビニ人間 村田沙耶香
第155回(2016年)芥川龍之介賞受賞作
36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、
変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、
清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、
毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、
完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、
私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は
「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。現代の実存を問い、
正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
病院の待合室に置かれていたのを読んだら、続きが気になってしまい、診察が終わった後は書店に購入しに行きました。
『僕らが明日に踏み出す方法』岬 鷺宮
「納得できるまで、今日をやりなおせたら」――そう思ったことは、ないですか? ピアノコンクールを一週間後に控えた少年・中瀬と、同じく告白の返事を待たせている少女・山田。ふたりはある日、同じ一日をループしている自分に気づく。次の日へと進むための条件は「『ベストテイク』と思える一日を過ごす」こと。目の前にいるキミの、本当の願いはどこ? わたし達が出逢った理由は――? 廻る毎日に二人が見つける「明日に踏み出す方法」は――。
以上、2023年下半期に読んだ作品でした。






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