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『桃色トワイライト』三浦しをん
生まれて初めての合コンで『新選組!』を語る、クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す、非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ――思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイシリーズ!(解説・岸本佐知子)
『とりつくしま』東直子
大好きな人に今すぐ会いたくなる本No.1!
読後、最初に思い浮かんだ顔が
あなたの一番大切な人です
死んでしまったあと、モノになって大切な人の近くにいられるとしたら……。あなたは何になりますか?
亡くなった人に、「とりつくしま係」が問いかける。この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ、と。
日記になって妻の日常を見守る夫。野球で使うロージンになって、ピッチャーの息子の試合を見届ける母……。
すでに失われた人生が凝縮してフラッシュバックのように現れ、切なさと温かさと哀しみ、そして少しのおかしみが滲み出る短篇小説集。
5分に1回キュンとしたりじーんとしたり。短く美しい言葉で紡がれた魔法のような11話。
好きな人に会えずに淋しくてしかたがないとき、仕事や家事に疲れてため息をもらしちゃったとき、大切な人と喧嘩をしてやるせなくなってしまったとき、この物語に救われるかもしれません。
亡くなった人々が「モノ」に取りつく短編集。息子のロージンに取りつき、中学校最後の野球の試合を見守る母親、ジャングルジムに取りついて、お母さんを待つ男の子など、切なくて、優しい話が多く、読後はじんわりと温かい余韻がある。
『パララバ-Parallel lovers-』静月 遠火
遠野綾は高校二年生。平凡な日々を送る彼女の一番の幸せは、部活を通して知り合った他校の男子生徒、村瀬一哉と毎日電話で話すことだった。何度も電話をするうちに、互いを友人以上の存在として意識し始めた二人だったが、夏休みの終わりに一哉は事故死してしまう。本来であれば、二人の物語はそれで終わったはずだった。 しかし一哉の通夜の晩、綾のもとに一本の電話がかかる。電話の主は死んだはずの一哉。そして戸惑う彼女にその声は告げた。死んだのはお前の方ではないのかと……。
二人が行き着く真実とは!? 出会えぬ二人の運命は!? 携帯電話が繋ぐパラレル・ラブストーリー。切なさともどかしさが堪らない、第15回電撃小説大賞<金賞>受賞作。
『BISビブリオバトル部』シリーズの中で主人公の1人である空が紹介した作品です。
『ゼラニウム』堀江 敏幸
短編集。
『イニシエーション・ラブ』乾くるみ
話題沸騰の二度読みミステリー! 松田翔太と前田敦子が共演し、堤幸彦監督で映画化された話題作。 僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。バブルにわく1980年代後半の世相や流行を背景に、甘美でときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説——―と思いきや、最後から2行目(絶対に先に読まないで! )で、本書は全く違った物語に変貌する。 最初はミステリー好きが支持するマニアックな作品と思われたが、口コミで広がった評判はやがて芸能界にも波及し、ふかわりょうやUVERworldのTAKUTA∞、茅原実里、アンジャッシュの渡部建、くりぃむしちゅーの有田哲平、広瀬アリスなどが推薦コメントを寄せている。
『BISビブリオバトル部』シリーズで、紹介されていた作品です。
『マノロブラニクは早すぎる』永井するみ
『タイム・リープ』高畑 京一郎
「君は、いつから来た?」 伝説の作品が、いま蘇る――!
高校二年生の鹿島翔香はある日、昨日の記憶を喪失していることに気づく。そして彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えのない文章があった。
“あなたは今、混乱している。――若松くんに相談なさい”
日記の言葉に従い、クラスメートの秀才・若松和彦に助けを求めると、半信半疑ながらも協力してくれることに。だが、翔香はただの記憶喪失ではなく、あるルールに則って時を移動しているようで――?
いまもなお語り継がれる、タイムリープものの金字塔作品が、遂に新装版として登場!
『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』西尾維新
自分ではない他人を愛するというのは一種の才能だ。他のあらゆる才能と同様、なければそれまでの話だし、たとえあっても使わなければ話にならない。嘘や偽り、そういった言葉の示す意味が皆目見当つかないほどの誠実な正直者、つまりこのぼくは、4月、友人玖渚友に付き添う形で、財閥令嬢が住まう絶海の孤島を訪れた。けれど、あろうことかその島に招かれていたのは、ぼくなど足下どころか靴の裏にさえ及ばないほど、それぞれの専門分野に突出した天才ばかりで、ぼくはそして、やがて起きた殺人事件を通じ、才能なる概念の重量を思い知ることになる。まあ、これも言ってみただけの戯言なんだけれど――第23回メフィスト賞受賞作
絶海の孤島に集められた様々な分野の天才たち。そこで起きる密室殺人。そして首なし死体。 動機は何で、犯人は誰か。 登場人物の癖が皆強く、おもしろく読めました。文章が回りくどく、かなり癖があるので、これをおもしろいと感じるかどうかで感想が分かれそう。 学生時代はおもしろく読んでいたけど、今では過剰な文章にお腹いっぱいになってしまうところも。 でも主人公と一緒に、様々な天才たちに振り回されて、楽しい時間でした。
『薬屋探偵妖奇談 銀の檻を溶かして』
美男探偵3人組?いいえ実は○×△□です!
見たところ20代後半の爽やかな青年・座木(くらき・通称ザギ)、茶髪のハイティーン超美形少年・秋、元気一杯な赤毛の男の子リベザル。不思議な組み合わせの3人が営む深山木(ふかやまぎ)薬店は探偵稼業が裏の顔。だが、もっと驚くべきことに、彼らの正体は○×△□だった!?謎解きはあくまで本格派をいく第11回メフィスト賞受賞作。
たっぷり雪が積もった小学校の校庭に、一夜にして全長100メートルものミステリーサークルが現れた。雪の妖精あるいは蝶の標本のような輪郭はくっきりと美しく、内側にも外側にも足跡などはいっさい残っていない。だが、雪が溶けたとき、その中央には他殺死体があった!薬屋でもあり○×△□でもある美男探偵トリオが、初めての難事件に挑む!
ミステリが多めの年でした。






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